Renault Kangoo 車検整備
最近輸入車を街中でよく見かけるようになりましたね~
カングーもその中の代表的な1台ではないでしょうか(^^
1997年に本国で発表され日本は遅れること5年、2002年に発売されました。
カングー2は「ニューカングー」だったり、1よりデカくなったことから「デカングー」だったりと愛称が多い車です。
ヨーロッパだと、広い室内と高い機能性から「ルドスパス(遊びの空間)」と呼ばれ親しまれているそうです(^^)
しかもフランスの郵便局(ラ・ポスト)では、カングーが配達車らしく黄色いカングーが多く走っていたそうです!
さて、前書きが長くなりましたね(^^;)
今回そんな実用車ルノーカングー2が車検で入庫いたしましたのでご紹介です!
まずオーナーさんから、足廻りからゴトッと音が鳴る時がある、とのことでしたので下廻りの点検をしていると・・・
発見しました!音の正体はタイロットエンドのガタつきでした!
タイロットはハンドル操作をタイヤに伝達する為のシャフト状の部品です(^^)/
ハンドルを切る際にボールジョイントが動きに合わせて向きを変えるので、どうしてもブーツ内部で擦れてしまい経年劣化と共にガタが生じてしまいます。
放っておくとハンドル操作が効かなくなってしまいますので大変な事故につながる可能性大です(>_<)
お客様に説明し、左右共交換することとなりました!
ベルトにもヒビが見つかりましたのでベルトも交換していきます。
まずはタイロットエンド交換です。
ボールジョイントのネジを緩めます。しかしボールジョイントは圧入されていますので、ネジを外しただけでは取り外すことはできません。
そこでこちらのセパレーターボールジョイントキットを使うと簡単に取り外すことができます(^^)/
それでは新品のタイロットを取り付けしていきましょう!
ボールジョイントを規定のトルク値で締め付けしていきます。
反対側も同じ要領で交換完了です(^^
それではベルトも交換していきましょう!
取り外してみるとヒビの深い箇所がありました(*_*;
ベルトが切れてしまう前で本当に良かったです。
プーリーのガタなども点検し新品に交換しました(^^)/ その他にもオイル、オイルエレメント交換など整備させて頂きました!
納車後は足廻りの異音がなくなりとても快適に運転している。とのことでしたので良かったです(*^-^*)