R60 BMWミニクロスオーバー CASユニット交換
今回ご紹介するのはR60ミニクロスオーバーのCASユニット(カーアクセスシステム)交換です。
イグニッションONにならないとのことでエンジンもかからない為、レスキューにて搬送され入庫しました。
イグニッションONにならない・・・ この症状が出た場合、CASやELV(ステアリングロック)の故障が考えられます。
まずはテスターにて故障診断を行ったところ、やはりCASとELVの故障コードが記録されていました。
特にCASの故障コードが多数入っていた為、まずCASユニットから交換を行います。
CASユニットの交換作業はなかなか大変です。
ミニのCASユニットはダッシュボードの中にある為、ダッシュボードやメーターの脱着が必要なのです。
このユニットは車体番号で管理されている為、原則中古品の使用はできません。
仮に、中古のユニットを用意し車体番号のデータの入替えを行う・・・ 不可能ではないのですが、新品交換と同じくらいの金額がかかってしまいます。
今回は純正新品のユニットでの交換です。
イグニッションがONになったのを確認し、診断機でプログラミングを行います。
この作業を行わないと窓のスイッチが反対になる等、様々な不具合が生じてしまいます。
今回は3ヶ所のコントロールユニットへの同期が必要でした。
今回はこれで故障コードが全て消えました!
ここでチェックランプが消えなかった場合、ELVの交換も必要になり金額も倍になるところでした。ヨカッタ・・・ ありがとうございました!m(__)m


